2019年01月
2019年01月29日
読書メモ 辻村深月「冷たい校舎の時は止まる」
■学園もの・ホラー・ミステリーは不得意だ。普段は自然、歴史ものばかりで頭が硬い。暮れから新年に、若者の長編にチャレンジ。
■雪の校舎に閉じ込められた高校三年生の男女8人。自殺した生徒や教師とのいきさつが回想され、ひとり一人消えていく。辻村深月も8人のひとりとして登場。
■図書館では人気でなかなか借りれない、BOOK OFFに安価でようやく出てきた。この作者は6冊ほど読むが2012年の直木賞「鍵のない夢を見る」はそれほどではない。
■この小説は作者の第1作で2004年のもの、もう時代は進んだが面白かった。ホラーなのにラストがハッピーで長編を読み切れた。
■「光待つ場所へ」は図書館で借りる。青春傑作短編集とあって、おもしろかった。「ふちなしのかがみ」は学校の怪談。
■1月から若者世代の長編を「探検」しました。